About
長い歴史を持つ西陣織の伝統を守りながら、
敷居が高く手を出しにくいというイメージをアップデートすることで、
西陣織を身近に感じていただきたい。
田中伝機業店では、西陣織をより多くの方に気軽に楽しんで頂ける未来を目標にしています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の呼び名です。
「西陣」とは、京都の中心部より北西部にあり、上京区・北区を中心としたエリアを指します。
この辺りは西陣織に携わる職人の工房が多くあり、古くから織物の産地として名を馳せてきました。
西陣織は、大量生産されるのではなく、多品種少量方式が特徴です。
西陣織の色糸は、一本の帯に50色以上を使うこともあり、これが色鮮やかな西陣織として名を馳せる理由と言えます。
色とりどりに染めた糸を使用し、緻密に織り上げていく西陣織には美しい光沢としなやかさを併せ持つ絹糸を何色も使い、経糸(たて糸)と緯糸(よこ糸)の織り組織の計算され尽くした組み合わせにより、繊細かつ優美で流麗な表現が生み出されていくのです。
2020年経済産業大臣指定伝統的工芸品「西陣織」製織部門の伝統工芸士に認定登録。
伝統的な技術や文化を継承するだけでなく、西陣織を時代に合ったカタチに変えていくことで未来に伝え広げていくことが、西陣織の可能性を広げることだと思っております。
若い女性や男性はもちろん、今まで西陣織と縁がなっかた方にも興味を持って頂くためにも創造力や表現力への努力を重ねていきます。
当店の帯は基本的に全通織でリバーシブルとして、その日の気分によって両面を楽しんで頂けるように作られています。
素材は100%シルクにこだわり、伝統とカジュアルさ、締め心地、価格のバランスを大切に製造しています。
洒落小紋から紬、木綿、浴衣まで気軽に締めることができるので活躍する一本。
ちょっとしたお出かけや街歩きに締めてお楽しみください。